Book: I'm root.

このBookでは社のサーバーを管理してきて、感じたことをまとめています。

ある人が言っていました・・・「開発者とは、神のように作り、奴隷のように働く」ものだと・・・。システム管理者であるrootになると、同じような側面を持ちます。

コンピューター技術者や開発者が、単調な知的労働に耐えられるのは、何もその人に特別な耐性があるのではなく、ある部分に「神のように創造できる特権を持つ」からであり、もしそれが奪われたら、この仕事は「奴隷」でしかなくなってしまいます。

機械の奴隷、技術の奴隷、ベンダーの奴隷、システムの奴隷、商業主義の奴隷、会社の奴隷、顧客の奴隷・・・

作り出そうとする意志、それこそが、何より大事なのだと思う。

ある人が言っていました・・・「コンピューターは人類が初めて作った、目的のない道具である」と・・・。多様な変化を受け入れる、極めてエキサイティングな道具なはずですが、最近、誰かが狭い枠にコンピューターを閉じ込めようとしている感じがしています。

本来、コンピューターは、自由な発想や想像力を詰め込める機械であると思うのです。それが、パーソナルなものになっているのです。

ある人が言っていました・・・「プログラミングできればそれはプラットフォームである」と・・・。私が興奮するのは、自分の考えていることが実現できるかであり、ある人が決めた機能を使わせられることではありません。もちろん、素晴らしいものはたくさんあり、それには感動することもあります。しかし、たとえ便利だとしても、押し付けられるのは、縛り付けられるのは嫌なのです。この感覚は、とても微妙で繊細です。

単なる商品や定められた目的をもつツールとしてだけではなく、もっと、本質的な部分で、コンピューターと向き合えれば、コンピューターは、もっと、おもしろくなると思っています。

サーバーの管理には、いろいろなトラブルがつきまといます。
それをどのように解決したらよいか、よりスマートな方法はないのか、根本的な原因は何なのかを、考えることは、時間とお金さえあれば、それほど苦痛ではありません。しかし、大抵の場合、その両方はありません。

厳しい状況であっても、私の中では、まだ、コンピューターに対する興味は尽きません。いや、もしかしたら、厳しい状況だからこそ、いろいろなことを考えるのだろう。

サーバー管理を通じて感じていることを "I'm root"と題して、まとめていこうと思います。